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2020年9月30日

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UAEのコロナ対策事情をレポート

中東・アフリカ地域で最も日本人が多いUAEですが、9/12、新型コロナウイルスの1日の新たな感染者の数が初めて1,000人を超え、新規感染者数1,007人で過去最多となりました。

(9/28現在、1日感染者数:626人、累計感染者数:92,095人)

 

 

 

UAEでは3月下旬から感染者数が急速に増加。4月にはドバイで約3週間のロックダウンも実施し、5月22日には1日当たりの新規感染者数は994人となりましたが、それをピークに徐々に減少し、8月上旬までには200人台になっていました。経済活動の再開に向け、閉鎖していた商業施設の再開や出勤制限の緩和、7月からは、PCR検査で陰性であることを条件に外国人観光客の受入を再開させましたが、先月から感染者の数が再び増加傾向にあります。

 

この理由としてUAE政府の担当者は「対策がとられないままパーティーなど大人数の催しが開かれている」などと述べ、感染防止対策が十分に浸透していないとして懸念を示しました。

 

水際対策として、8/27から他の首長国からアブダビ首長国への入国の際に必要とされる検査陰性検査は2種類になりました。

(1)PCR検査の陰性結果

 48時間以内に受領したもの。

(2)DPI検査(※)の陰性結果

 48時間以内に受領したもの。

※実際に他の首長国からアブダビ首長国に入国する際には、DPI検査の陰性結果のみならず、6日以内に受領したPCR検査の陰性結果も必要。

 

9/29日現在では、48時間以内のもののみが適用され、6日以内の陰性結果は終了していますが、他の首長国からアブダビ首長国に入国する際は、PCR検査の陰性結果は必須で、検査結果の受領時期によってDPI検査の陰性結果も併せて必要でした。

 

DPIとはDiffractive Phase Interferometry(回折フェーズ干渉法)の略で、レーザー技術を利用して、血液サンプルをスキャンし、赤血球が急上昇している兆候がないか調べるものです。テストに使用された機器は、アブダビ証券取引所に上場されているインターナショナルホールディングスカンパニー(IHC)の医療研究部門であるQuantLase Imaging Labが考案し、UAE保健予防省(MoHAP)が潜在的な感染者をスクリーニングするために採用されました。

 

MoHAPによると、DPI検査を行えば、「血液サンプル中のウイルスに起因する炎症を数秒で大量に検出できる」ので、まずこのテストで感染の有無を調べ、「陽性となった場合にはPCR検査を行い、炎症の原因がCOVID-19であるかどうかを判断する」という2段階方式を採用していました。

 

また、9/24にはUAE国外、または他の首長国からアブダビ首長国への入国の際の自己隔離措置について、いかなる滞在資格の場合であっても、14日間の自己隔離期間が必要となり、またその際には電子リストバンド装着が指示されました。

 

感染者数が増加する一方で、死者数は累計で413人、死亡率は約0.5%と、世界的に低い水準で推移しています。症状が重症化する前段階での積極的な検査実施や、医療水準の高さなどが背景にあるとみられています。

(合計テスト数9,503,699件)

 

現状では、外出禁止令や商業施設の閉鎖など、経済活動に大きな影響が出る対策は打ち出されていません。

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