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2020年3月19日

ドバイビジネス ドバイマーケティング ドバイ万博

ドバイ万博から世界中へ広がるSDGs構想をレポートします!

2030年の世界はどうなっているのか。さまざまなテクノロジーが開発され、AIの台頭や5Gの普及で世界情勢が変化していきます。しかし、その一方で飢餓や水不足の問題があります。環境技術に焦点を当てると、ドバイでは国として環境問題に取り組んでいることがわかります。

 

https://www.expo2020dubai.com/en/discover/themes/sustainability-district

expo2020dubaiのサイトより

2020年ドバイ国際博覧会の会場:438ヘクタール

 

皆さんご存知だと思いますが、2020年にはドバイで万博が開催されます。当社でも、何度かご紹介してきましたが、今回は環境技術について掘り下げ、国連が2030年の目標としているSDGs(持続可能な開発)と関連付けてご紹介します。

―過去の関連記事―

・「2020年ドバイ万博の経済効果は?

・「中東最大のソーラーショー「WETEX2019」ドバイ現地レポート!

 

2020年ドバイ国際博覧会(EXPO 2020 DUBAI)」が2020年10月にUAEのドバイで開催されます。万博博覧会は、5年に一度開催される国際的なイベントで、中東・アフリカ・南アジアでの開催は今回が初となります。

 

=======================

  • 開催期間―――

2020年10月20日~2021年4月10日

  • 来場予定者数―――

2,500万人

  • 経済効果―――

1,226億AED(約3兆6,780億円、1AED=約30円)

=======================

 

開催期間の半年間で2,500万人の来場者を予測しているドバイ万博。これは2018年ロシアサッカーW杯の8倍、2020年東京オリンピック動員予想数の1.5倍の来場者数で、万博による経済効果は1,226億AED(約3兆6,780億円)であり、今回の万博の規模の大きさが伺えます。

本万博では「心を繋いで、未来を創る」をメインテーマにしています。さらに「機会」、「モビリティ」、「持続可能な開発」をサブテーマにしており、環境技術に注目が集まります。

 

expo2020dubaiのサイトより

会場内のイメージ図

 

<万博と環境技術の取り組みは?!>

 2020年のドバイ万博では「環境」に対する政策があり、下記はその一例です。

 

・空気中の水分を水に変換するシステムを取り入れる最先端のテクノロジーを取り入れる。

・建設等の産業廃棄物を、肥料やTシャツなどへリサイクルすることで、産業廃棄物の85%を再利用することを目指す。

・クリーンエネルギーの生成

建設業界の基準よりも、屋外照明や建設の効率性を高めることで、全体的な消費量を削減する。

・スマートシティ技術

空調・照明で消費されるエネルギーの効率性や快適性、安全性を高める為に130以上の施設を接続するシステムを設置。これにより収集されたデータを分析し、制御することで、エネルギーの使用量を削減する。

 

 

expo2020dubaiのサイトより

万博会場に建設される太陽光パネル。中央の大型パネルと周囲に18機の木型パネルがある。

 

このように、ドバイ万博では次世代の為にも、環境に配慮した技術を取り入れ、持続的開発可能な未来を残していくというメッセージを世界に伝えていることが分かります。

 

<ドバイでクリーンエネルギー開発の需要が高まる>

万博での施策に加えて、ドバイ政府は2015年に「ドバイ・クリーン・エネルギー戦略2050」を打ち出しています。2050年までに、生産する総エネルギーの75%をクリーンエネルギーにすることが目標です。この施策は、段階的に目標値が定められており、2020年までにクリーンエネルギーの割合を7%、2030年に25%、2050年に75%と設定されています。これによりドバイを世界で最も二酸化炭素排出量の少ない国にすることが目標です。政府としては、目標を達成のために、最大6,000億AED(約18兆円)をクリーンエネルギー発電のために投資すると発表しています。

 

また、ここでポイントとなるのは、UAEとして石油は採取できますが、ドバイでは石油は殆ど取れないことです。そのために、ドバイは従来から石油などの化石燃料に頼らない経済政策を行ってきました。

つまり、既に太陽光発電・風力等の再生可能エネルギー、それに伴う科学技術の開発需要がドバイでは見込まれています。さらには、今回の万博によりドバイは国際的な認知力を高め、これまで以上にドバイへの関心を持つ企業が多くなることでしょう。

 

<万博の跡地などを再利用する「District 2020」>

万博の開催後は、会場内の設備を80%再利用する「District t2020」計画があります。

これは、万博の施設を再利用し、オフィスや商業施設、住居を含んだ都市開発をする施策です。

 

<国際的に需要が高まる「環境技術」>

国連は2030年までに達成を目指す取り組みとしてSDGs(持続可能な開発目標)を国際的な基準として定めており、今後クリーンエネルギーはいよいよ国際的に注目されるテーマになります。ドバイ万博を起爆剤として、環境に配慮した持続可能な開発に対する動きは世界中で活発化していきます。

これらの世界的情勢を受けてドバイには、万博による経済効果(約3兆6,780億円)や法人税が発生しないフリーゾーンエリアがあるなど、ビジネス環境の良さから、環境技術の持つ企業のドバイ進出が優位に転じる傾向にあります。

 

弊社では、現地の市場調査や中東への進出サポートを行っており、現地に根付いた活動をしております。環境ビジネスでは、行政や国の政策と連携することが重要ですが、ドバイは万博を控えており、従来から環境技術に積極的なため、ドバイへの展開には期待ができます。

現地の市場の動向にご関心のある方は、是非、当社の方へお気軽にご相談ください。

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