日本では例年、ハロウィーンが終わった11月上旬から街が徐々にクリスマスムードになります。

デパートやショッピングモールなどにはクリスマス・ツリーが置かれ、至る所にイルミネーションや赤・緑の装飾が施されると、どこかウキウキしてしまう人は多いのではないでしょうか。

 

さて、ご存知の通り、クリスマスは、イエス・キリストの生誕を祝う、キリスト教徒のためのものです。

イスラム教を国教とするUAEの首長国、ドバイでクリスマスを感じることはできるのでしょうか？

 

実は、ここドバイでも先日から各地でクリスマスイベントが開催されたり、モールに巨大で華やかなツリーが飾られるなど、クリスマスムードで盛り上がっています。

 

様々な国籍の人が異なる文化や宗教を持ちながら共存している、ドバイならではと言えるのではないでしょうか。

ドバイ経済新聞でも、ワフィ・モールのクリスマス・フェスティバルを紹介しています。

 

※ドバイ経済新聞より

 

イスラム教徒にとって、このクリスマスは「イエス・キリストの生誕祭を祝う」という宗教的なものではなく、あくまでイベントとして受け入れているようです。

 

余談ですが、サンタクロースは実在した聖ニコラウスがモデルと言われており、キリスト教と関連はあるものの「イエス・キリストの生誕祭」とは関係ないそうです。

聖ニコラウスが貧しい人などを助けていたことから、12月にある聖ニコラウスの祝日に、オランダ等で子供にプレゼントを渡す習慣ができ、それがクリスマスのイベントとなったようです。

サンタクロースの外見は、コカ・コーラ社の販促ポスターにより定着したという説もあり、現在の「クリスマス」は宗教や習慣や企業戦略など様々なものが融合して作られたものと言えそうです。

 

ここがポイント！

元はキリスト教徒のためのものであったとしても、現在のクリスマスはキリスト教以外の人々も楽しめるイベントへと変わっています。ウキウキ気分でお財布の紐が緩くなるこの時期、ドバイのクリスマス商戦も活発になりますので、新たなビジネスチャンスを探りながら日々活動しています。

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